eCOM-8(低速電動コミュニティビークル)

ecom8-1

バッテリー駆動の低速電動コミュニティビークル「eCOM-8」

最高速度19km/hという低速で走行する10人乗り電動自動車です。その速度からの高い安全性、周辺の風景や街並みをゆっくりと鑑賞できるという特徴があり、観光地での運用に適しています。また屋根には太陽光パネルを設置してあり、排出ガス0に加えて走行しながら太陽光発電でバッテリーを充電できるという環境に優しい仕様になっています。

インホイールモーターを8輪すべてに搭載し(8輪駆動)、6輪転舵によりスムーズに曲がるので街中での運転も安心です。車輪を8輪に増やすことで小型のインホイールモーターながら十分な駆動力を得ることができ、足回りへの負荷分散や低床化にも成功しています。

TT1やμ-TT2と同じく家庭用の100V電源にて充電可能で、満充電で約40km(19km/h定速)の走行が可能です。また使用しているバッテリーは容易に交換ができるため、予備バッテリーを用意することで充電できる環境が無い場合でもバッテリー切れを心配する必要がありません。

現在群馬県桐生市では「MAYU」、富山県黒部市の宇奈月温泉では「EMU」の愛称で走行中です。

○主要諸元

全長 4405mm 最高出力 8kW(1kW×8)
全幅 1900mm モーター形式 DCブラシレス
全高 2450mm 減速比 15.426
最低地上高 155mm バッテリー形式 リチウムポリマー
タイヤサイズ 135/80R13 バッテリー容量 100Ah
ブレーキ 油圧式ドラム 定格電圧 52V
駐車ブレーキ 機械式ドラム 太陽光パネル出力 最大560W(140W×4)
ステアリング形式 ラック&ピニオン式 最小回転半径 6.2m
サスペンション形式 ダブルウィッシュボーン式 最高速度 19km/h
車両重量(空車時) 1160kg 航続距離(19㎞/h定速) 約40km
乗車定員 10名 登坂能力(定積) 約8度

ecom8-2

ecom8-3